嵒瀬拓磨の歩くみち 青森でひとり暮らしの息子！電話で話す親子の会話、そして私のひとり言・・・

こちらでの掲載は　拓磨の話題を書いているのですが　前回申し上げたように雪国青森では

３月に入るまで試合もなく　体育館などの室内で　黙々とトレーニングに励むしかありません。

拓磨の情報が無いわけでもありませんが　・・・


今日　遠くに住む　悪友（　親友　）から珍しく電話がありました。　（　結構ビックリしましたね　）

彼は私の幼なじみの一人ですが　息子が高校野球で活躍しています。　　スポーツの種類は

違いますが　子育て　（　スポーツ英才教育　）　のうえでも　よく話をしてきた仲良しです。

そんな彼が　私に放った最初のひと言　・・・


「　お前　拓磨とケンカでもしたのか？　拓磨の話題が無いなんて　ブ　ロ　グ　を読んでさ　～

　　えー　毎日電話で話しているのに　話題が無い　？　なんとなく　ピンっときたね　あ　～　あ

　　また　親子ケンカ　・・・　だろ　～　って　まったく離れて暮らしてるんだから　仲良くしろよな　」

（　ハア　～　・・・　ずいぶん先回りして言うよな　！？　　そんなことないよ　・・・　今はね　）


クッククク。　　まったく心配してくれるのは　ありがたいのですが　もう私もそんなに若くは　いや

息子とケンカするほど　・・・　元気はありませんよ　～　だ。


　＊　たぶん見ていると思い　今日はこちらに書いてます。　心配してくれて　ありがとう　♪


私にとって　ブ　ロ　グ　の掲載が　続いている方が　驚くことなのですが　・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　書かなくなると　心配されるのも不思議なものです。




現在　拓磨には　ひとつの課題を与えています。

【　教わる　】　これはこれで大切な事ですが　この時期は　トレーニングに費やす事が多いこと

から　自ら計画を作り自ら実行する　そうやって自らを奮い立たせる　今の拓磨にはそう難しい

ことでないと思います。　今まで学んできた事　・・・　おのずと結果は後日に表れるものですが

いつまでも　「　他人の背中を　見て走る　」　のではなく　しっかり頑張ってもらいたいものです。

自らスタートし　ゴールへ　強くなるためには必要なことですね。

　　　
　　　　　　（　冬の帰省中　ティダテニスアカデミーの練習で　先頭を走る拓磨　）


そんな訳で　少し拓磨と距離をおいている私ですが　・・・


アッハハ　決して　拓磨と　親子ケンカをしているわけでは　ありません。

私のようなサラリーで収入を得ている者は　・・・　そう　年に２度の　ボーナスが楽しみです。

１２月初旬　しっかりメインバンクに入金されるのですが　その後　我が家の財務省へ　・・・

現在　我が家の財務大臣は　ママ　（　当然　・・・　）　　　　給与を我が家に　納める　私としては

（　その使い方に　異議あり　もっと小遣いあげろ～　オー　）　と　シュプレキコールを　あげるも

「　あのね　パパが頑張って　稼いでくれないとね　」　　　　　ママの一声で　・・・　私　玉砕です。


冗談はさておき　この冬　年末の時期に　いったい年間どれだけ支出したのか負債はどうかな？

限られた収入　入るお金　（　給与　）　を基準にして　我が家の一年間の予算編成になります。

時々　実家債権なるものも発行してしまいますが　取り返しのつかなくなる前に　返済をします。

いずれにしても　たかが家計設計　補正予算など組める訳もなく　頭をイタめるのは・・・　ママ！

　　
ここ何年もの間　我が家の予算を多く占めているのが　タッくんテニス予算　なるものですね。

この部分を　家計の無駄使い　と　思えるわけもなく　ただ年々増えていくのは　たしかでして

テニス予算の執行率を適正に判断していかないと　・・・　赤字　間違いなし　！？

試合の　エントリーフィーから始まって　交通費　宿泊費　コーチ引率代（　宿泊交通費含む　）

自宅に帰ってくれば　民間クラブでの　レスンフィー　自前でレンタルコートを借りる費用　など

拓磨が身につける物　使う道具など入れたら　しめて　・・・　おいくら　？？

当てもなく　その度　ほいほい　払出していたら　大変なことになってしまいます。

どの　ご家庭でも努力されている事ではありますが　我が家は　我が家の予算編成ですから。

見たくもない　バランスシートを見ながら　・・・　来年の予算案を検討中。

　　　　　　　　　　　　　　　　　あ～あ　私の特別会計　（　へそくり　）　・・・　あるわけ　ないです。



まあ　いよいよ困った時は　【　ヨウちゃん　ＢａｎK　】　から　お借りしましょうか　？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最近　末っ子（　鷹山　）　お買い物ごっご　始めました　♪

ただ　・・・　何を買うにしても　「　ハイ　２１００円です　」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今は　ママが最初に言った値段しか言えません。

拓磨の話を聞いていると　少しずつですが　自分の措かれている立場が分かってきたようです。

ちょっとは　良き父親のように見られますが　本音に言えば　とても拓磨に厳しい　私です　・・・


日頃から　趣味　遊び　それで楽しめるテニスであれば　それほど気にすることもありません。

しかし競技者として将来を考える　道　そして　夢　本当に望むのであれば　甘くはありません。

誰もがご存知のように　結果が　全てですから　・・・


良き結果を出すために　大変な努力をしなければならないところですが　いったいどのように

報われるのか　？　　テニス界に身を措き続けるには　なかなか難しいところです。

私はジュニアの　いや　拓磨がテニス界に身を措く父親として　現在も自問自答しています。

なぜって　？　まず　ひと言で言ってしまえば　大変お金が掛かる世界です。

経済的にサポートする親として　いったい　そんなお金がどこにあるのか　いつまでサポートを

続けられるのか　・・・　それが　素直な気持ちです。


何とかして夢を追えるように自らの努力によって切り開く　そのような我が家の歩く道とは　？

厳しい現実を　確り認識しておくことです。

青森に拓磨を送り出したのは　決して　スポーツの名門の話に乗ってきた訳ではありません。

言葉は悪いですが　「　崖から突き落とした　さあ～　這い上がってこい　」　そう言う拓磨への

厳しくも　逞しく　育ってほしい願いからです。

小学校を卒業して間もない頃　地元での反対を押し切っての　ひとり暮らし　・・・


そのまま神奈川に残ってテニスを続けていれば　そこそこの成績は　出せたかもしれません。　　

しかし現実として　我が家の経済的支援は　限界に近づきつつありました。

年間　テニスに掛かる費用で１００万はらくに超え　もし海外に出るとすれば　１０００万単位に

跳ね上がる　家計を切り詰めても大変な数字ですね。

できるだけ早い時期に　もしテニス界で将来を背負っていくならば　自らの努力で達成していく

しかない　・・・　その事を拓磨に気がつかせる　思惑もあったでしょう。

青森へ来た当初は　幼さもあり　周りの人々に守っていただいた　そんな場面も多々あります。

徐々にですが　年を重ねるごとに　学生としての成長も試される　・・・　当然なことでしょう。


現在拓磨は　進路に悩んでいます。　これはたんなる愚痴ではなく　やっと　自ら選ぶ道に

興味を抱き始めた　前兆と言えるでしょうか　・・・

完璧なまでとは言えませんが　自ら洗濯をし　部屋を片付け　本来　家に居ればしなくても

よい事をしてきた　ひとり暮らし　・・・

テニスだけに集中できたら　そう嘆き　不満もこぼしながら　近年　結果が伴なわない事実。

「　俺　・・・　テニス辞めたら　・・・　他に何もできないよ　・・・　」　拓磨の　苦しい言葉。

私にとって一番恐れていた言葉　・・・　それでも何から何まで与え　結果このような言葉を

聞いていたら　親として我が子の人生を誤らせた後悔に　私は悩まされたことでしょう。

大人になり　結果が伴なわないから　テニスプレーヤーを続けられない厳しい現実のなか

拓磨が確り自らの姿を認識し　これからの将来に向けて考え悩み進路を選択してくれたら

後悔することはないでしょう。


（　タク　今はいくらでも　悩み苦しみなさい　それでもテニスを続けるのであれば

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君は　大きな成長を遂げるかもしれませんね。　）


心の中で私は　そう思いながら　・・・　人として　大きく道を外れることなく

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頑張っている拓磨に　親としての責任を果たしていきます。


ジュニアを卒業するまで後　２年　成人するまで後　４年あまり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本当の自立までに　・・・　考える時間は　まだあります。

「　エッヘヘ　先輩に　励まされた　♪　」　拓磨のニヤけた声　？？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハア～　あれ　あれ　単純　・・・　でも　嬉しかったんですね　☆


最近　落ち込む拓磨に　寮に住む先輩が　「　がんばれよ　」　ひと声　かけてくれたようです。

それでも　今日は　まだ暗い　・・・　少し時間が必要でしょうね　・・・

今まさに思春期の拓磨　悩み事多いこの時期に　あらゆる軋轢が　容赦なくおこることでしょう。

私のすべきことは　たとえ何時間であっても　できるだけ拓磨の話を聞いてあげることです。

聞いている私が　腹にすえかねる事であっても　黙って聞く　何よりも怖いのは　拓磨が無口に

なることです。　会話さえできれば　何か必ず解決の糸口が　みつかるものですから　・・・


拓磨にとって祖父である　私の父が　「　拓磨は我慢強い子だな　」　そう　前に言った言葉が

私のあたまをよぎります。　上手く自分の事を話せぬ子　言いたくても我慢して溜めてしまう。

親として　どうガス抜きをしてあげれるか　難しい舵取りですね。

漠然と先回りして話す訳にもいかず　ひたすら拓磨が　建設的な前向きな話をするのを待つ

そんな時間も必要だと考えています。


拓磨　５歳　無心でボールを取る練習　　　　　　　　　　　　　そして楽しかったテニス

　　　　　　　


こんな頃から　バッシト　打つ　・・・　やっぱりフォアが好きなんですよね～



でも　不思議と　こんな頃の記憶　本人は　ないんですよ　・・・

　　　　　　私は　テニスを続けてもらいたい　頑張ってきたのは　拓磨なのだから

昨日は　大学祭の対抗戦に参加し　卒業した懐かしい大学ＯＢとの久しぶりの再会など

さぞ　楽しい一日だと思っていたのですが　・・・

夜　拓磨の電話は　耳を疑う話しに　！？　　ながい　２時間ばかりの会話になりました。



「　俺　やっぱり　青森に来たのは間違いだったかもしれない　家に帰るよ　・・・　

　　　　　　　も～　ここに居ても　上手くなれないし　とても全国出場など　無理だし　・・・　」


（　どうした　そんなに焦ることないだろう　パパは何度も話しをてきたと思うけれどな　）


「　いや　１１月にある　１８歳以下東北室内選抜　ぜったい勝って　全国大会へ出なっきゃ

　　ダメなんだよ　・・・　でも　・・・　もう　間に合わないよ　・・・　」


いったい　拓磨に何があったのか　？？　よくよく　拓磨から話を聞いていると

（　イワセは　中学１年頃までは強かったが　もう終わりだな　）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな話しを　あちこちで　耳にするようです。

ある種の　バッシング　といえるでしょうか　・・・


たしかに　昨年から結果が伴なわず成績が出せず　そんな厳しい声があがってきても

やむおえないかもしれません。　勝負を決するアスリートとは　結果が全てですからね。

とくに　同世代の子供達から言われる話しとしては　ありがちな話です。

言われる側の拓磨にも　言われるなりの何かがある訳ですし　親としては庇いだって

することよりも　バッシングと向き合い挑んでほしい戦ってほしい　そう願うばかりです。


「　けっきょく　俺が悪いんだけどさ　・・・　」　　　　なげやりになる拓磨

（　わかった　わかった　行く予定にはしていなかったけれど　近いうちにパパ行くよ　）

「　えっ！　来るの　♪　」　　　　なんだか　みょうに明るい　・・・

（　そのかわり　身体　つくっておけよ　とくに走りこみ　あっ　それと部屋の掃除な！　）


ひとり　・・・　孤独　・・・　そんなことはない　私の役目は皆が応援してくれていること

そのことを伝えに行けばよいのですから　・・・　

今　精神的に行き詰まっているのならば　会って　励ましてあげればいいのでしょう。